アルティミシアのその先とは

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僕はアルティミシアを目指してきた
それがある目安の「区切り」なんだと思っていた

ラスボスが「ゴール」だとそう思っていた。

究極系の最終系の姿を表現したものがラスボスだと認識していた

素晴らしく表現された世界と完全的な魔導が解き放たれるのだけど、
ラスボスなのだから「一瞬一度きりの花火」
だからこそのあれほどのパワーで立ちふさがるのだと。

でもその発想が変わった。
アルティミシアを夢想し、その存在の人生を想像してみることにした。

「ラスボス」という高みから棚降ろしして、「最終地点」ではなくその存在、「アルティミシア」がその先を生きたとしたならばどういう視点なのかを考えてみた。

具体的にイメージしやすいためにゲームのスタート地点を想像した。

広大な森が生い茂る深緑のマップ。
メニューを開くと「アルティミシア LV.7」の表記。
習得済みの魔法には、かつての戦いで戦士たちを窮地に追いやった技の数々が並ぶ。

それがアルティミシアであり「ラスボス」なんだけれどこれが「始まり」でありLV.7の状態。
いや、もうラスボスという概念はなくなり、「主人公」「冒険者」としての始まりということなんだ。

これほどワクワクすることはない。
あれほど強大だった存在がこれから更にすごいものを僕らに見せてくれる。
あの感動し興奮した最終決戦のその先を見せてくれる。

僕に足りない発想はそこだったんだと気がついた。

 

これからはラスボスのその先を育てていくRPGをしよう

 

このイメージが僕の音楽性を成長させる。鍵はきっとそこにある。