あなたの【資質】個性の真価を見さだめよう
- 2020.07.02
- 念能力/修得・鍛錬
自分のコンプレックスを弱点とはしたくなかった。
僕の自分の「声」に対する3大のコンプレックスを打ち明けよう
●地声が弱くぼそぼそで通らない声
●舌ったらずで滑舌が悪い口調
●男らしい地に響く声ではないこと
日常の会話ではホントによく聞き返されることが多いのでいつも恥ずかしい思いをしている。
気を遣われて、聞き取れていないのに聞き取れたふりをして相槌だけ打たれてたなんてことはざらにある。
あれは結構ツライよw
正直、人と会話したくなくなる時もある。
人が多い場所を好まない理由もこの声が一つの要因にもなっていると思う。
これでよく歌い手になろうなんてと思う方もいるだろう。
そして現に今この3大のコンプレックスは存在している。
だが僕は、自分の歌声という「念能力」に対して一つの志がある。
自分のコンプレックスを「弱点」とはしたくなかった。
この生まれ持った「声」は、己の資産であり、与えられたギフトなんだと。
コンプレックスを「進化」させることが重要なんだと。
そう考える。
つまり一般的にコンプレックスとされているものを活かすことで、誰にもない真の個性を持つことになるんだ。
余談だが僕はお笑い芸人の「斎藤さん」(コンビ名は忘れた)の芸風が大好きだ。
僕は歌うことでそれも証明したい。
誓約と制約。
弱点とされているものは、弱点なんかじゃない。
そう思わないでほしいと強く言いたい。
世間体で絶対考えないでほしい。
僕なりの念能力への向き合い
まず、当時の僕には得意なものはなかった。
運動音痴で頭も悪く、体も小さい。
そんな時に好きになった歌うことも、初めてテープに録音した自分の声を聞いてお先真っ暗になった苦い思い出。
か細く、なよなよしていてポソポソとした声で音程の外れた歌声だった。
赤面し自分の声が気持ち悪く、嫌悪感しかなかった。
つまり、当時の僕は得意なことがないなかで唯一夢中になれた分野でさえも
何一つ良いと思える部分はなかったんだ。
録音したテープに絶望して、歌手になることを諦めかけたけど
もうこれしか好きなことがなかったし、最後の綱だったので諦めるわけにはいかなった。
その日から毎日自分の歌を録音していく日々が始まっていくのだけど、
どうしようもない現実があった。
「自分の声からは逃げられない」ってことだ。
何度も何度も録音して、何度も何度も歌っても、僕自身が気持ち悪いと感じている自分の声はずっとそこにあったんだ。
変えたくて もがいても「この声」は変わらなかった。
何千回と録音していきながら、苛立ちと、自分の声に対する劣等感とか怒りとか色々なものが溜まりに溜まって混沌と化し、とうとう声への諦めの境地に流れ着いた時、ふと考えがひっくり返った。
ここまで変わらないんだったら、逆に活かせてみないか?と
自分の中でコンプレックスだと思っていたものを、他が持ち得ない「強み」と捉えて、個性に変えるため、むしろ伸ばすことに意識を向けることにしたんだ。
●コンプレックス①「ぼそぼそ声」を活かした
コンプレックスの目線だった時→力のない霧散するような音で周りの雑音に消えてしまう声
個性、武器と意識を変えた後→ぼそぼそ声、つまり空気がたくさん入りやすい声質であることに気づき、だったらむしろもっと空気を入れることを意識してぼそぼそ声を伸ばそうと考えた。
ぼそぼそ声の声質に注力しまくった結果、癒すような優しい音色を出せるようにまで進化できた。
●コンプレックス②舌ったらずで滑舌の悪い話し方を活かした
話すときは恥ずかしいけど、歌うときは話すときの音の出し方と違うので、歌は普通に歌えようにまでにはなった。
歯の矯正のおかげでだいぶましにはなったけど、滑舌は相変わらず悪い。
歌う時の問題はないから、話す時の滑舌の悪さはもうほっとくことにした。
すると意外だった結果が起きた。
話す時と歌う時のギャップが大きくていい意味で驚かれるようになったんだ。
話し声の滑舌が悪いおかげで歌声への魅力が多少際立ってくれているのかもしれないと、解釈することにした。
でも話すとき恥ずかしいのは変わらないのだけど。
そう受け止めている。
●コンプレックス③男らしいと感じる地に響く声でなはいこと、を活かした
話し声、歌声も含めて、低く厚く太い声は男らしくてかっこいいなと今でも思うのだけど、自分の声に対して望むことは諦めた。
その代わりに僕のこの軽くてさらさらとした声の声質を特化させることだけを意識して「癒す」声に昇華させることだけを目標にしたんだ。
何度も海へ行って波の音を聴きまくった。
夕日にあてられて黄金に輝く水しぶきや波のうねり、漂う雲、やわらかい水面、濡れて光る岩と水の音。
なぜ自然が美しいのかを考え想像していくと、自然ってものはみんながみんなと溶け込むようにそれぞれが存在しているってことに気がついた。
それぞれが互いの美しさを引き出せるようにエネルギーを発しているから調和し美しさが出来上がっているんだと。
うまく説明できないが、僕はこの美しい風景を自分の声で表現できるようにしたかったんだ。
自然の音に近く、聴いていてトガりや我(が)のない落ち着く声を目指し続けて追求していった結果、主張しすぎず耳にすっと入りやすい「癒せる」音を発声させることが可能になった。
個性はもうすでに自分の内にあるもの。
『念能力はその人の個性に大きく影響されます』
『一人一人好きなことや得意分野が違うように 念にも得手不得手があるのです』
『ヒソカが5年で覚えたことでも私なら10年かかるかもしれないし あるいは一生かけても修得できないかもしれません』
出典:HUNTER×HUNTER コミックス 7巻
水見式で自分の念のオーラの系統がわかるように、あなたの素質や資質はもうすでに自分の内にあるんだ。
外で探しても見つかりっこないものなんだ。
自分からは逃れられない。自分は自分なんだ。
だから自分から逃げるな。自分の持っているものを拒絶するな。
『念を極めたいなら誰かの能力をマネしようとするのではなく まず自分の資質を見極めることが大切です!』
出典:HUNTER×HUNTER コミックス 7巻
受け入れて、優しく大切に育ててやることでいつか花開く時がくる。
それが愛だ。自分を愛するということだ。
『何を思い 何に怒り 何を好み 何を求めるか』
『何処を旅し 誰と出会い どんな経験をするのか・・・』
『それら全てが君達の念を形づくるのです!』出典:HUNTER×HUNTER コミックス 7巻
『君達はまだ発展途上です 器もできていない』
『できるだけ自分の器を大きく育てなさい』
『そのための修行なのです ガンガン鍛錬に励みなさい』
『そして 同じくらい遊んで人生を楽しみなさい』出典: HUNTER×HUNTER コミックス 7巻
押忍!!
むかし書店で手に取ったボイストレーニング系の本にこんなことが書かれていた。
『話ている時の声がかっこよくない人は、歌声もかっこよくない』
自分の感覚を信じて突き進んでいった今、こう思うことができている。
あの本の言葉を信じなくて良かったと。
世の中にはコンプレックスを避ける人が大勢いる。
みんな「普通」と言われているものを目指す。
だから念能力者が、もとい「ハンター」が少ない理由のひとつだろう。
マライアができてホイットニーができない声がある。
逆も同じ。
ウォンヤモリスができてマックナイトが出せない声がある。
逆も同じ。
もう一度伝える。
あなたは本当にみんなと同じやり方でいいのか?
つまりそれは、みんなと同じになる、「普通」になりたいのか?
証明したい。
己の魂が感じるものが正しいと。
外付けの知識や学習は、「補強」でしかないと。
真にやるべきことは、魂がもうすでに知っている。
心の中のコンパスを見るんだ。
出典:HUNTER×HUNTER コミックス 7巻
ゴンとキルアの師の一人、ウイングの熱い言葉が聴けるのはHUNTER×HUNTER第7巻!!!
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