RPGも良いけど、リアルの自分が進化することはもっと楽しい

RPGも良いけど、リアルの自分が進化することはもっと楽しい

子供の頃すごーくテレビゲームが好きだった。
ゲーマーだった。
朝起きて学校から帰るとゲーム。
休日はゲームやりたすぎて早起きしてゲーム。

 

運動音痴で頭も悪いし友達もいない僕はゲームがすごく楽しい時間だった。

 

僕の感性はゲームから学んだと言っても違わないと思う。
それくらいテレビゲームから多くのことを学んだ。(GBA最高!)

 

そんな僕だけど、大人になった今でもそれくらいゲームやってるかっていうとそうでもない。

勿論いまでもゲームはとても愛してる。
ただ子供の頃に比べたら相当ゲームに費やす時間は減ったと思う。

 

 

理由は当時ほど感動するようなゲームになかなか出会えず、興味が薄れてきたこと。
もうひとつは歌への夢への興味が湧いたことだと思う。

 

ゲームすると何が楽しいって、自分のキャラクターのレベルが上がっていくことが面白いからだ。

敵を倒す→経験値を得る→レベルUP→新しい技や魔法が使えるようになって、それでまた敵をなぎ倒していく爽快感。

キャラクターが成長して新しいものが見れるその瞬間が見たいが為にやってた。

 

でもあるときから虚しさを感じるようになっていた。

画面の向こうで主人公は成長してドラマティックな冒険をしてる、輝いてる。

画面のこちら側でそれを何時間も眺めている僕は何にも変わってない。
現実は何も起こらない。

ゲームのスイッチを切って少し眠った後には嫌な明日が待ち構えている。

 

そんな気持ちが徐々に膨らんでいって、現実逃避をやめてゲームじゃない何かに目を向けるようになっていった。

 

であるときふと閃いたのが、自分がRPGみたいに進化すればいいんだってことだ。

 

技術力が上がれば特技になる。
何かをやり込めば人にはできないことができるようになる。
現実の自分が進化することをどんどんやろうって思うようになってった。

音痴からスタートした毎日録音も、ティッシュの薄い紙の一枚一枚が積み重なっていくように、歌声が進化していくのを体で感じてとても幸せで楽しい気持ちになっていった。

 

ヴィブラートってどうやったらいいんだ??とか
裏声にならないで高い声を出すのってどうやるんだー?!とか
あの囁くような音はどうやって出してるんだ??!とか

 

ほんっとに全く訳がわからなくてできない自分にイライラもたくさんした。
でも、それでも「こうかなーあーかなー」ってやり続けて時間が経つにつれて

知識があったり、理解ができたとしても体の成長が追いついてないから出来ようがないことがあるってこともだんだんとわかるようになっていった。

 

技術って自分の体がやること。
その体は筋肉で出来てる。
筋肉は1日2日で変わらない。
でもやり続けていけば神経が成長していっていずれできるようになっていくっていうシステムなんだ!ってね。

 

少しづつ少しづつだけど、昨日出せない声が出せるようになってくうちに

ああ、人ってこうやってできないをできるに変えていくんだなってことがわかってきて、ますます歌うことにのめり込んでいった。

どんどんゲームやる時間が減っていった。

 

筋トレもそうだった。
やった分だけちゃんと体は変わっていった。
まだまだ理想の体からは程遠いけど、ガリガリだった体を脱却させることはできた。

 

今取り組んでるピアノも同じ。
今日は指が上手く動かない。
それでもしっかりやり続ける。
で疲れて今日はもういっかーって寝る。
なぜか次の日になると、同じところがスラスラ弾けたりすることってよくある。

 

そんな感じでリアルの自分自身を進化させていくことの方が楽しくなっていった。

ゲームが配っていくものをただ受け取る快楽なんかよりも、
能動的に自分から進化しようとして現実の自分の世界を変えた時の幸せの方が僕にとっては実感が大きかった

 

今のじぶんの「リアルRPG」ステータス画面は?

成長って面白いよ。
自分の進化を実感するって本当楽しいよ!って声を大にして伝えたい。

リアルゲームにもパロメーターがあってそれを自分なりに解釈してイメージしてる。

ゲームのRPG

たいりょく
ちから
まりょく
せいしんりょく
すばやさ

 

リアルRPGの自分

たいりょく→体力・持久力・風邪とかひかない体
ちから→筋力・体格・体型
まりょく→自分の特技の技術力・クオリティ
せいしんりょく→失敗や困難な状況やプレッシャーに対する精神力
すばやさ→行動力・トライする力

〇〇が必要だけど、まだまだこれじゃ通用しないなーとか
これはいいな、自分の自信がある部分だなとかね。

勇者ではなくてラスボスになることを目指してる僕だけど、まだまだザコ!
なかでも「せいしんりょく」や「すばやさ」が特にまだまだだなー!
って感じてる。

そうすると、どんどんストリートでライブして鍛えなきゃなって意識も強くなるし、そこが強くなっていくんだなこの先ってイメージできて楽しみながら冒険できる。

ただしここで僕なりの大切な考えを付け加えておきたい

画面の向こうのゲームではキャラクターのレベルが上がるとステータスが上がる。でも、現実は逆の順番。
体力や技術力、精神力とかのステータスが上がるから、レベルが上がる。
ってことだ。

 

そんな感じでゲームよりもリアルゲームを楽しんで生きている僕です。

 

冒険に出かけよう!リスクを取ろう!

これからの僕の課題。
それは冒険を始めることだ。

新しいこと、挑戦をどんどんやっていきたいって思ってる。

バンジージャンプするとか、そういうんじゃなくて僕の冒険をしたい。
僕の「戦い」をやっていきたい。

ストリートライブもそうだし、僕の持ってる「できること」で色々んなところに挑戦していきたい。
バーで歌うことかもしれない、学校で子供に歌うことかもしれないし、何をするのかは全然わからないけど「僕の冒険」をやっていけたらなって思ってる。

 

部屋でじっとしていても冒険は始まらない。
魔王が家にやってきて行動を促すようなハプニングを起こすこともない。

 

フィールドへ出よう!
リスクをとって自分自身を進化させよう!

 

しっかり練った計画も用意周到な準備もすべて通用しないところからが冒険
自分の経験と感覚と手足とで勘を頼りに進んでいく
そんな冒険をいつの日かできる自分に